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プリウスミサイルと聞いて、購入をためらってしまう人もいるはず。
結論を先にサクッというと、シフトレバーが少しわかりにくい、慣れにくいからと言われています。
ですが、そもそもプリウスは販売台数が多すぎるため、事故が多く”見えてしまう”んですよね、、、
とはいえ、不安になっている人も多いはず。今回は、原因を一応知ってから買うようにしましょう!という感じで解説していきます!ではスタート!
この記事を読むことで以下のことがわかります
- 「プリウスミサイル」と呼ばれる事故の背景にある本質的な原因
- プリウスの特殊な電子式シフトレバーの具体的な操作方法
- BレンジとRレンジを間違えてしまう誤操作のメカニズム
- 安全性を高めるための最新の踏み間違い防止装置や事故対策
そもそも「プリウスミサイル」と呼ばれる事故の原因と理由とは
「プリウスミサイル」という言葉はなぜ広まった?
「プリウスミサイル」という呼称は、アクセルとブレーキの踏み間違いによる暴走事故が相次いで報道された際、加害車両がプリウスであったケースが多かったことから、インターネット上で生まれた、ただの言葉。多くは高齢ドライバーによる事故がきっかけとなり、車が人や壁などに突っ込む様子がミサイルに例えられたんです、、、
一方で、プリウス自体が特に事故を起こしやすい車であるとは断定されてません。事故リスクを示す自動車保険の「型式別料率クラス」を見ても、他の車種と比べて極端に高い数値ではないからです。むしろ、プリウスは世界的な人気車種であり、登録台数が非常に多いため、事故件数が表面化しやすいということになってしまうんですよ。
「Bレンジ」「R」間違いは誤操作の最大の要因?
プリウスの誤発進事故の原因として、Bレンジ R 間違い、つまり「R(リバース:後退)」と「B(ブレーキ:エンジンブレーキ)」の誤操作が指摘されることがあります。しかし、この指摘の背景には、プリウスが採用する電子式シフトレバー(エレクトロシフトマチック)の特殊性があります。
従来のAT車に慣れたドライバーの中には、「バック」の頭文字がBであると誤解し、後退したいときにRではなくBレンジに操作してしまうというケースが報告されています。Bレンジは主に長い下り坂などでエンジンブレーキを効かせるために使うモードです。Bレンジに入れてアクセルを踏み込んでも通常は急発進に至りませんが、シフト操作が意図したものと違うことでパニックになり、結果としてペダルを踏み間違える原因になることが懸念されています。
プリウスのシフトレバーをR(リバース)に入れるには、レバーを右に倒してから上に操作する必要があります。Bレンジは通常、Dレンジから下に倒す操作で入ります。操作自体は明確に分かれていますが、焦った際の直感的な操作が誤りを誘発する可能性があるってことなんです。
ですが、これってそもそもプリウスを買ってから何回も運転してるはずなのに間違えてるって、ちょっとねーと思ってしまいます…
電子シフトが慣れにくいと言われる他と違い
プリウスの電子シフト 慣れにくいと言われる最大の他と違いは、レバー操作後に常に中立位置(センターポジション)に戻る「リターン式」である点です。一般的なAT車では、レバーを動かせばその位置で固定されるため、ドライバーはレバーの位置を手や目視で確認できます。
一方、プリウスの電制シフトでは、どのレンジ(D、R、Nなど)に入れてもレバーが定位置に戻ってしまいます。そのため、現在のシフトポジションは必ずメーターパネルの表示で確認しなければなりません。操作自体はスイッチのように軽く簡単ですが、従来の「レバーの位置=シフトの位置」という感覚が通用しないため、特に運転歴の長いドライバーや、他の車から乗り換えたばかりのドライバーは戸惑いやすいのが理由。
なので「乗り換えたばかりは少し慣れない」程度なんです。
エンジン音が静かなハイブリッド車特有の事故リスク
プリウスがハイブリッド車であることも、踏み間違いによる事故リスクを増幅させる原因の一つと考えられています。ハイブリッド車は、特に低速時や発進時に電気モーターのみで走行(EV走行)することが多いため、非常に静か。
この静かさが裏目に出て、ドライバーがアクセルを踏み込んでいるにもかかわらず、「車が動かない」あるいは「スピードが出ていない」と誤認してしまう人がいる、もちろん全員ではない。従来のガソリン車であれば、アクセルを踏み込めばエンジンが「ブォーン」と大きな音を立てるため、異常に気づきやすいのです。ところが、プリウスは無音に近い状態で加速するため、踏み間違いに気づくのが遅れ、パニック状態に陥りやすいという事故の理由では?とされているんです。
事故報道の多さは「高齢者ドライバーに人気」と「登録台数」が理由
プリウスの事故が特に目立つ理由は、シフトの特殊性だけでなく、「高齢者ドライバーに人気」であったことと「登録台数が多い」という点にあります。
プリウスは燃費性能やサイズ感、先進性が評価され、特に3代目モデルまでは50代以上のドライバーに広く支持されていました。そして、何よりもプリウスは長年にわたって国内でトップクラスの販売台数を誇る人気車種です。いくら運転に慣れている人でも、車を乗り換える際は誤操作のリスクが上がります。なので、特殊なシフト操作に慣れていない高齢ドライバーが乗り換え、さらに母数が多いため事故が表面化しやすい、という構造が「プリウスミサイル」のイメージを決定づけた主要な原因と考えられています。
プリウスのシフトレバー操作ミスはプリウスミサイル発生の原因か
プリウスは本当に事故が多い車なのか?保険料率から見る実態
前述の通り、プリウスは事故が多いというイメージが先行していますが、実際のところ、車種ごとのリスクを客観的に示す指標として、自動車保険の型式別料率クラスがあります。このクラスは、その型式で事故が多発しているほど高くなり、保険料も高くなる仕組みです。
- 型式別料率クラスの推移(一例)
| 形式名 | 対人賠償 | 対物賠償 | 人身傷害保険 | 車両保険 |
| ZVW30(3代目) | 11 | 10 | 11 | 8 |
| ZVW50(4代目) | 12 | 8 | 9 | 9 |
| ZVW60(5代目・1.8L) | 7 | 7 | 9 | 10 |
ご覧の通り、最新モデル(5代目:ZVW60)では、対人・対物賠償のリスククラスが低く抑えられています。つまり、安全技術の進化により、実際の事故リスクは改善傾向にあるんです実際は。
踏み間違い事故を未然に防ぐための対処法
プリウスのシフトレバー操作に慣れていない方や、運転に不安がある方は、物理的な対処法を取り入れることで、事故リスクを大幅に減らすことができます。主な対処法は、最新の安全装置の導入と運転習慣の見直し。
対処法の一つとして、後付けの「ペダル踏み間違い加速抑制装置」の設置があります。これは、障害物を検知した状態でアクセルを強く踏み込んだ場合に、エンジン出力を抑制して急発進を防ぐ装置。ただ、こうした装置はあくまで加速を抑制するものであり、自動で停止する機能ではないです。装置を過信せず、最終的にはご自身でブレーキ操作を行うことが重要。そのため、運転中は常にシフトレバーの位置をメーターパネルで確認する習慣をつけることが、何よりも確実な対処法になります。
プリウスの踏み間違い防止装置の進化と効果
トヨタは、プリウス 踏み間違い防止 装置として、「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」を開発し、後に「踏み間違い加速抑制システムII」へと進化させてます。これは、踏み間違い事故を減らすための強力な事故対策。
後付け可能な「踏み間違い加速抑制システムII」の主な機能
- 障害物検知による加速抑制:前方・後方の障害物を検知している状態で、アクセルが強く踏み込まれると加速を抑制。(車速約10km/h以下)
- 急アクセル時加速抑制機能:障害物がなくても、ペダルの踏み込み速度と量から「踏み間違い」と判断した場合に加速を抑制。(前進時、低速走行時)
トヨタの調査では、従来のインテリジェントクリアランスソナーによって、駐車場などでの踏み間違い事故が約7割低減しているとデータがあります。これらの機能は、特に電子シフトが慣れにくいと感じる方にとって、事故対策として非常に有効な手段。
事故対策としての自動ブレーキ(サポカー)の有効性
事故対策として、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の搭載も非常に重要。プリウスには、先進安全技術パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載されており、これは政府が推進する「サポカーSワイド」に適合してます。
このパッケージに含まれるプリクラッシュセーフティは、前方の車両や歩行者、自転車を検知し、衝突の危険を察知した場合に自動でブレーキをかけて衝突を回避、または被害を軽減する機能。この機能は、単なる踏み間違い防止だけでなく、運転中の注意散漫による衝突リスクにも対応できる事故対策となります。
高齢者以外であれば電子シフトは慣れやすいのか?
プリウスの電子シフトは、高齢者に限らず、従来のAT車に慣れた方であれば誰でも最初は戸惑う可能性があります。しかし、口コミやユーザーレビューを見ると、高齢者以外で運転経験が浅い方や、むしろ新しい技術に抵抗がない世代であれば、比較的早く慣れやすいという意見もあるんです。
なので新しく子供が車に乗るということであればシフトに対して戸惑いがないということ。
操作は軽くシンプルで、指先だけでシフトチェンジが完了します。また、現行の5代目プリウスでは、シフトレバーの位置が一般的なセンターコンソール付近に移動するなど、操作の分かりやすさを意識した改善が進んでいます。
長年マニュアルトランスミッション車(MT車)に乗っていた方がプリウスに乗り換える場合、右に倒して引くDレンジの操作が、MT車のR(リバース)の位置の感覚と似ているため、バックのつもりで前進してしまうという誤操作が指摘されています。他の車から乗り換えた直後は特に、発進前に必ずメーターパネルのシフトポジション表示を指差し確認することで習慣化した方がいいですね。
まとめ
プリウスミサイル シフトレバーについて、この記事で解説した要点を以下にまとめます。プリウスの安全性能に関する不安を解消し、安全運転への対処にお役立てください。
- 「プリウスミサイル」は高齢ドライバーの事故報道と登録台数の多さが原因で広まったただの言葉でしかない
- 事故リスクを示す保険料率は、特別に高い水準ではないという情報があり
- プリウスの電子シフト 慣れにくい最大の理由は、レバーが常に中立に戻るリターン式である点
- プリウス 踏み間違い防止 装置(インテリジェントクリアランスソナーなど)は、事故の抑止に高い効果が期待できる対処法
- 高齢者以外のドライバーであれば、比較的早く電子シフトの操作に慣れやすいという意見が多い
- プリウスはサポカーSワイドに適合しており、高い予防安全性能を備えてる
- 最新の安全装置を過信せず、運転者の責任をもって安全運転を心がけることが最重要(当たり前ですが、長年運転してる人ならわかると思いますが、自分の運転に本当に過信しないことです)
プリウスは燃費性能だけでなく、デザインや走行性能も魅力的な車。新しいシフト操作に戸惑うのは一時のことだと捉え、安全対策を徹底しましょう。本当に年取るとわかるのが「安全第一」。プリウスミサイルという言葉に騙されないで最新プリウス買えば間違いないです!


