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「プリウスって5人乗れる?」
「なんか狭そうで気になってた、、、」
今回はプリウス2台乗ったことがある私が解説していきます!
最新プリウスの乗車人数が本当に快適なのか、特に後部座席の空間が気になるのではないでしょうか。
「大人5人きつい?」と感じる方や、家族構成上後部座席大人3人または後部座席子供3人を乗せる可能性がある方にとって、実際の空間のゆとりは重要なチェックポイントです。
今回は、現行プリウスの乗車定員から、開発者が工夫したとされる後部座席の広さ、そして実際の使い勝手までを徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたの家族構成や用途に合った車選びの判断材料が手に入ります。
この記事を読むことでわかること
- 新型プリウスの全グレードにおける乗車定員と基本情報
- スタイリッシュなデザインと実用的な居住性を両立させた工夫
- 旧型プリウスや競合車と比較した時の後部座席の具体的な広さ
- 大人や子供を乗せる際のシートアレンジや荷室の使い勝手
最新プリウスの乗車人数は何人?基本スペックと定員を確認
- 現行プリウスは全グレードで5人乗りが基本
- 1.8Lと2.0Lハイブリッドの乗車人数に違いはあるか
- プリウスαにあった7人乗りは新型には設定なし
- カタログ上の室内寸法と旧型(4代目)との比較
- スタイリング進化で懸念される「5人きつい?」問題
現行プリウスは全グレードで5人乗りが基本
最新モデルである現行の新型プリウスは、2023年1月10日の発売以降、全てのグレードで乗車定員が5人乗りに統一されています。
セダンやハッチバックが持つ基本的な乗車定員を採用しており、多人数乗車を目的とした設計にはなっていません。家族構成が大人4人までであれば、まったく問題のない定員数といえるでしょう。
この統一された定員設定は、「Hybrid Reborn」というコンセプトのもと、デザインと走りのパフォーマンスを優先し、車格を再定義した結果でもあります。
1.8Lと2.0Lハイブリッドの乗車人数に違いはあるか
新型プリウスには、主に燃費を重視した1.8Lハイブリッドモデルと、ハイパワーな走りを重視した2.0Lハイブリッドモデルがラインナップされています。
グレードとしては、1.8LハイブリッドにはKINTO専用のUグレードや法人向けのXグレードがあり、2.0LハイブリッドにはZグレードとGグレードがあります。しかし、グレードや排気量の違いによって乗車定員が変わることはありません。
モデル | グレード | 駆動方式 | 乗車人数 |
---|---|---|---|
1.8Lハイブリッド | U / X | FF / E-Four | 5人乗り |
2.0Lハイブリッド | Z / G | FF / E-Four | 5人乗り |
このように、どのモデルを選んでも乗車人数は5人乗りです。駆動方式もFF(前輪駆動)とE-Four(電気式4輪駆動方式)から選択できますが、定員に影響はありません。
プリウスαにあった7人乗りは新型には設定なし
過去に販売されていたプリウスの派生モデルであるプリウスα(アルファ)には、5人乗りの2列シート仕様に加え、7人乗りの3列シート仕様が設定されていました。このモデルは、広い室内空間と低燃費を両立させたことで、ファミリー層から高い人気を得ていました。
しかし、現行の新型プリウスはセダン・ハッチバックとしてのキャラクターを強く打ち出しているため、多人数乗車が可能な7人乗り(3列シート)の設定はありません。
新型プリウスには7人乗りの設定がないため、もし3列シートが必要な場合は、シエンタやノア/ヴォクシーといったトヨタの他のミニバンモデルを検討する必要があります。プリウスαのような低重心の7人乗りハイブリッド車は、現在ラインナップされていないため注意が必要です。
カタログ上の室内寸法と旧型(4代目)との比較
新型プリウスは旧型(4代目)に比べて全高が50mm低くなり、よりスポーティな外観になりました。多くの方はこの全高の低下により室内が狭くなったのではないかと懸念されます。
実際、カタログ上の数値を見ると、室内長と室内高は旧型よりも小さくなっています。
項目 | 新型プリウス(Uグレード) | 旧型プリウス(Aグレード) | 差 |
---|---|---|---|
室内長(mm) | 1,840 | 2,110 | -270 |
室内幅(mm) | 1,500 | 1,490 | +10 |
室内高(mm) | 1,130 | 1,195 | -65 |
全高(mm) | 1,420 | 1,470 | -50 |
このように、数値上は室内長が大きく短縮され、室内高も低くなっているのがわかります。ただし、室内幅は10mm広くなっており、左右方向のゆとりは増しています。
もちろん、室内長が短くなった分、荷室容量の拡大やデザイン性の向上のために、前席と後席の設計に工夫が凝らされているため、数字ほど窮屈さは感じにくいよう設計されています。
スタイリング進化で懸念される「5人きつい?」問題
前述の室内寸法の比較から、「大人5人きつい?」という懸念を抱くのは自然なことです。特に、全高の低下は後部座席の頭上空間に直結するため、後部座席の快適性は大きな論点となります。
しかし、開発責任者へのインタビューによると、新型プリウスは低めの着座位置やスリムな内装設計を工夫しており、特に前席では運転席・助手席ともに広々とした空間を確保しているとのことです。
一方、後部座席に関しては、特に身長の高い大人が座ると頭上空間に余裕がなく、窮屈に感じる可能性があるという意見もあります。つまり、大人5人が乗車する場合、長距離の移動では中央の乗員を含め、特に後席の快適性が課題となる可能性があります。
デザイン優先でも快適性を追求!最新プリウスの乗車人数と居住性
- 開発者が明かす後部座席に広く感じるための工夫
- 後部座席の背もたれの角度変更による開放感の向上
- 後部座席に大人3人が座った場合のゆとりはどうか
- 後部座席の横幅は旧型から10mm拡大している
- 小さな子供3人を乗せる際のチャイルドシートと空間
- 後部座席の膝元空間は先代と同等か数ミリ広い
- 最新プリウスの乗車人数と実用性のまとめ
開発者が明かす後部座席に広く感じるための工夫
新型プリウスは、デザインのために全高を下げたことで犠牲になりがちな室内空間、特に後部座席の居住性を確保するために、細部にわたる工夫が施されています。
その工夫の一つに、リアドアノブの位置をできるだけ後方に配置し、顔の横にガラスが来るように設計されている点があります。
通常、クーペライクなデザインの車では、Cピラーに向かってウィンドウラインが絞られるため、後席に座った時に顔の横にボディパネルが来てしまい、圧迫感を感じやすくなります。新型プリウスではドアノブの位置を工夫することで、後席の乗員が圧迫感を減らし、開放感を得られるように配慮されています。
これには、カッコよさと運転しやすさ、そして快適性を両立させたいという開発者の強いこだわりが反映されています。
後部座席の背もたれの角度変更による開放感の向上
後部座席の居住性を高める工夫の二つ目は、シートの背もたれの角度です。
新型プリウスでは、先代モデルよりも背もたれの角度を3度寝かせています。単純に角度を寝かせることで、物理的に頭上空間(ヘッドクリアランス)を確保しやすくなるだけでなく、着座した際の腰回りへの負担を軽減し、よりリラックスできるシート設計になっているといえます。
このように、車高の低下という物理的な制約に対し、着座位置やシートの角度といったジオメトリー(配置)の変更で対応しているのが大きな特徴です。プロドライバーからの評価でも、「先代は頭がついていたが、新型ではつかない」という声があり、工夫の効果が実証されています。
後部座席に大人3人が座った場合のゆとりはどうか
新型プリウスは、カタログ上5人乗りとされていますが、後部座席に大人3人が並んで座るとなると、体格によっては厳しいかもしれません。
特にセダンの場合、後部座席の中央席は左右席に比べて座面や背もたれが硬く、足元のセンタートンネル(床の盛り上がり)もあって、快適性が劣ります。前述の通り、新型プリウスのセンタートンネルの主張は低いですが、それでも長時間の乗車は疲労につながります。
一方、左右席に座る大人2人であれば、十分な膝前空間と、工夫された頭上空間により、長距離移動でも快適に過ごせる設計です。日常的な利用や短距離移動であれば大人3人での乗車も可能ですが、長距離移動の場合は大人2人までを推奨できます。
後部座席の横幅は旧型から10mm拡大している
新型プリウスの室内幅(横幅)は1,500mmであり、旧型プリウス(4代目)の1,490mmから10mm拡大しています。
このわずかな拡大ではありますが、後部座席に座る乗員にとって左右のゆとりが増しているのはメリットです。例えば、後部座席に大人2人と子供1人など、3人が密着せずに座る際の余裕につながります。
また、運転席と助手席のシートバックを薄型化したことで、前後のゆとりも確保されています。これらの工夫により、数値上の室内高の低下を感じさせない工夫が凝らされているといえます。
小さな子供3人を乗せる際のチャイルドシートと空間
小さな子供3人を後部座席に乗せる場合、チャイルドシートを3台並べて設置できるかが重要なポイントとなります。
新型プリウスの後部座席は、前述の通り室内幅がわずかに拡大していますが、一般的な5人乗りセダンの横幅では、安全基準を満たすチャイルドシートを3台並べるのは非常に困難な場合が多いです。
後部座席にチャイルドシートを3台並べる必要がある場合は、新型プリウスでは難しいため、車幅の広いミニバンやSUVを検討するのが確実です。プリウスαのような3列シート車であれば対応可能でしたが、現行モデルでは注意が必要です。
ただし、小学生くらいのお子様であれば、チャイルドシートを2台に減らし、中央にジュニアシートや大人(または身体の小さな子供)が座るなど、柔軟な対応が可能になります。後部座席のドアにはチャイルドロックもついており、安全面への配慮も見られます。
後部座席の膝元空間は先代と同等か数ミリ広い
新型プリウスの膝前の空間(ニースペース)は、開発責任者の言葉によれば、先代と同じか数ミリ広いレベルを確保しているとのことです。
これは、ホイールベースが旧型から50mm拡大した2,750mmとなった恩恵でもあります。ホイールベースの拡大は、一般的に室内の広さに貢献します。
ただし、後部座席のヒップポイント(座面の位置)が低く設定されているため、大人が座ると膝が少し立つような姿勢になるという評価もあります。これにより、シート下に足のつま先が入りにくい場合は、大人にとっては少し窮屈に感じるかもしれません。しかし、十分な前後長が確保されているため、足元空間自体には余裕があるといえます。
最新プリウスの乗車人数と実用性のまとめ
新型プリウスは、デザインと実用性を高いレベルで両立させたモデルです。最新プリウスの乗車人数は5人乗りですが、スタイリングの追求により生じた居住性への懸念に対し、開発者が多くの工夫を凝らしたことが分かります。
最新プリウスの乗車人数と実用性の主なポイント
- 乗車定員は全グレード5人乗りで、7人乗り(プリウスα)の設定はない
- 後部座席の背もたれを3度寝かせ、頭上空間の確保に貢献している
- 後部座席の室内幅は旧型より10mm広くなり、左右のゆとりが増加している
- 膝前空間は先代と同等以上で、大人4人までの乗車であれば十分快適
- デザイン上の全高の低さによる圧迫感は、後席窓の位置や内装で軽減されている
- 荷室容量は410L~422Lを確保し、セダンとしては高い積載能力を持つ
- 長距離移動で大人5人乗車やチャイルドシート3台は現実的に厳しい
- 機械式駐車場(一般的な規格)に収まるボディサイズに抑えられている
- バックドアはパワーバックドア(Z/Gグレード)を標準装備し、荷物の出し入れに便利
- 後席シートは6:4分割可倒式で、長尺物も積載可能
- トランクスルー機能はないが、後席を倒せばフラットに近い広大なスペースになる
- 後席アームレスト(ドリンクホルダー付)はGグレードから標準装備
- 非常時給電システムが標準装備され、万が一の際にも役立つ
- 全幅1,780mmは都内のタワーパーキングの利用制限を考慮したサイズである
- 走行性能だけでなく、日本の道路事情に合わせた使い勝手も追求されている